角質粒は皮膚科で診てもらえる？｜皮膚科治療の費用・方法など

角質粒は皮膚科で診てもらえる？｜皮膚科治療の費用・方法

首まわりにできるポツポツとした角質粒。
意外に目立ちやすく、老けて見える原因となるので、どうにか治療したいと考えている人も多いのではないでしょうか？

角質粒は皮膚科で治すことができるのか、また治療にかかる費用や治療方法についてもみていきましょう。

角質粒は皮膚科で治療が可能

角質粒は、ターンオーバーの乱れによって、古い角質が剥がれ落ちることができず、イボのように固まってしまったものです。
ウイルス性のイボなどと異なり、絶対に治療が必要というものではありません。

しかし、首や顔などにポツポツができてしまうと、見た目上気になるもので、何とか病院で治せないものかと考えてしまいますよね。

角質粒を治療したい場合には、皮膚科を受診します。
しかし、首にできる小さな角質粒の場合、そのままにしておいても実害がないことから、皮膚科によっては治療を断られることもあるようです。

そのため、事前に角質粒の治療を行っているかを問い合わせたうえで受診するか、美容皮膚科領域も扱っている皮膚科の受診をおすすめします。

皮膚科で角質粒を治療するにはいくらかかる？

角質粒の治療費は、選択する治療法やできている数によって異なります。

保険が適用される場合は、１個500円程度が費用の目安で、初回には初診料、また薬が処方される場合は処方箋料が加算されます。

角質粒の数が多い場合には、費用もその分多くかかるので注意が必要です。
自由診療の場合は、さらに高額となると考えておいてよいでしょう。
以下、皮膚科での角質粒治療費用の一例です。

ハサミによる切除

角質粒を直接ハサミで切って除去する方法で、角質粒が突起状になっている場合に適用となります。
通常保険診療で、1個400～500円程度で切除できます。
数が少なければ1,000～2,000円程度から、数十個を超えるなど多量の場合には10,000円程度になる場合もあります。

液体窒素による除去

液体窒素による冷却で、角質粒を壊死させる治療です。
突起がない場合でも可能な治療で、こちらも保険適用可能です。

治療費は数が少ない場合には、1回1,000円前後、数が多い場合には4,000円程度が目安となります。ただし、治療は1～2週間間隔で複数回が必要です。

小さな角質粒やイボの場合、完全に取れなかったり、色素沈着が起こる率が高くなったりというデメリットがあります。

炭酸ガスレーザーによる除去

炭酸ガスレーザーによる治療は、自費診療です。
そのため、治療費の設定は皮膚科ごとに大きく異なりますが、一般的に保険診療より高額となります。

例をあげると、5mm以下1つ5,000円、初診料3,000円＋1個300円＋麻酔料金といった個数単位や、首まわりの角質粒全てを除去して30,000円といった設定がみられます。

炭酸ガスレーザーの施術後の傷は、1週間程度で治ります。
その後は赤みが少々残るものの、3～6か月程度かけて薄くなって消えていきます。

首イボ用のスキンケアでの対処もおすすめ

角質粒は、本来なら落ちるはずの古い角質が原因です。
そのため、首まわりのスキンケアを改善することによって、徐々にではありますが角質粒のない、元のつるつるの肌を取り戻すこともできます。

確実に角質粒を除去したい場合には、皮膚科での治療が効果的です。
しかし、皮膚科で治療した場合、治療直後は傷に絆創膏などを貼らなければなりませんし、治療跡が消えるまで半年程度かかる場合もあります。

そのため、春夏の首や胸元が露出する季節の治療はあまり向いていません。
首イボ用のスキンケアならタイミングを選ばず、肌に負担をかけずに始めることができます。

角質粒は、除去したあともスキンケアが不十分であったり、紫外線や摩擦の影響を受けると再発する可能性があります。その点でも、首に角質粒ができやすい人は、首イボ専用の化粧品の使用がおすすめです。

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