歳のせい・・・でも諦めたくない!首のイボは取れる?
ある日、鏡を見て気づく、首にできたたくさんの小さなイボやポツポツ。
まだ小さいけど、き、気になる~!
まさかこの首のポツポツこれ以上大きくならないよね・・・
あまーい!
その首のポツポツ、多発した首イボの多くが老化とともにじわじわと大きくなったり、増えたりします。
でも、諦めるのはまだ早いです。
首イボにはいくつかの取り方、治し方があります。
首のイボは、外科的治療をはじめ、改善に効果があると評判のヨクイニン(ハトムギエキス)や杏仁オイルを使ったケアにより
取るだけでなく、増やさないよう予防が可能です。
この項では、そんな首のイボ、ポツポツの取り方、治し方、色々な方法を詳しくご紹介します。
首イボの正体
「敵を知らずして、勝利なし。」
イボには種類も治す方法も色々です。
ということでイボの治し方の前にまずは、首にできるイボとは一体何なのかお話します。
イボは何種類もありますが、首に多く見られるものとして、6種類ほど挙げられます。
- 老人性イボ(老人性疣贅)ろうじんせいゆうぜい
- アクロコルドン
- スキンタッグ
- 軟性繊維腫
- 懸垂性繊維腫
- 角質粒
実はこれらの首イボ全部、同じ病態で、脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)と言います。
見た目の違いと形、大きさによって呼び名が違うだけなのです。
脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)は、ターンオーバーが滞ってメラニンや角質が排出できず厚くなって盛り上がった状態。
その首のポツポツは、古くなってへばりついた角質です。
悪性ではなく良性のイボ(腫瘍)なので特に治療を施さなくても問題ないものですが・・・
気になりますよね。
一個一個、特徴を見てみましょう。
老人性イボ(老人性疣贅)ろうじんせいゆうぜい
首や顔などにできる少し盛り上がりのあるイボ。
角質が厚く盛り上がって、表面がザラザラし、茶色い場合が多く、
首できたシミが時間の経過とともにこの老人性イボに変化することも。
紫外線による肌老化が主な原因です。
アクロコルドン・スキンタッグ・軟性繊維腫・懸垂性繊維腫
首、脇、胸、目の下、鼠蹊部など皮膚が薄く柔らかい部位・摩擦に弱い部位にできやすいイボです。
色は肌色~薄い茶色で、大きさと出っ張りの度合いで呼び名が変わります。
このイボも年齢とともに徐々に増えていく傾向にあり首に多発します。
首にできた数mmくらいのポツポツから大きくなると1cm程度になる場合も。
大きさで表すなら
アクロコルドン < スキンタッグ < 軟性繊維腫 < 懸垂性繊維腫
アクロコルドンは主に首にでき、2ミリ~3ミリ程度の小さなポツポツとしたイボで多発する場合も多い。
加齢とともに発症が増え、女性や肥満の方に多く発症します。
スキンタッグは前述のアクロコルドンより少し大きく、首から胸もとにできるイボ。
早いと20代から首に発症する人もいますが、特に多いのは中高年層です。
軟性繊維腫は直径5ミリ超えの大きいイボでスキンタッグが更に肥大化したもの。
中年以降、特に更年期の女性に発生しやすく、皮膚からも飛び出しているので、首などにあるとかなり目立ちます。
妊娠中の女性や肥満、糖尿病の人もできやすい。
懸垂性繊維腫はさらに大きく、根元からぶら下がるような形をしています。
首というよりは、脇の下や股、臀部、外陰部にできやすく、「邪魔になる」という理由で、切除によって取る方法を選ぶ人が多いです。
角質粒
角質粒は前述のいくつかのイボを総称して(ウイルス性を除く)呼称されていることが多く顔や首で目立ちます。
肌の新陳代謝が悪くなり、古くなった角質が固まったもので、前述の首のイボと同様に紫外線、乾燥、摩擦などが原因。
見た目がニキビと似ていますが、角質粒はニキビとは違い赤く炎症しにくいのが特徴です。
顔や首に出来るイボ、ポツポツはほとんどが老人性イボ、角質粒の可能性が高いので、早急に治療を施さなくても問題のないイボと言えます。
*但し、イボが短期間で急激に増えた場合、赤く炎症を起こしている場合などは自己判断は危険な場合もありますので、皮膚科を受診するようにしましょう。
首のイボを取る4つの方法
次に、お待ちかねの実際の首イボの取り方を紹介します。
首イボの治し方には大きく分けて4つの取り方があります。
イボの取り方1「自分でハサミで切り取る」
なんとも恐ろしい荒治療ですが、
小さく隆起している軽度の首イボ、角質粒ならハサミで切り取る方法で除去できます。
出血もあまりなく痛みもそれほではありません。
自分で切るのでもちろんお金はかからないし、1回で切除できて意外と首でも傷痕は残りにくい方法です。
ですが、自分では良性の首イボかどうかの見極めが完全ではなく、衛生上の問題もありますので、この荒治療はおすすめはできません。
イボの取り方2「医師によるイボ除去」
皮膚科、美容外科等を受診して首イボなどを取る方法です。
イボを外科的に除去するにはいくつか種類があります。
- 液体窒素治療による除去
- 炭酸ガスレーザー治療による除去
- 手術で取る方法
イボの種類や大きさを診断してもらい、首や顔にできたイボか等、医師と患者との双方の相談の上、適した取り方が選択されます。
多かれ少なかれ費用がかかりますが、本当に良性のイボなのかを診断してもらえるのが一番のメリットです。
費用は治療・除去方法により、異なります。
イボの取り方3 「飲んで取る方法」
角質粒・首イボなどに効果のある医薬品やサプリメントを飲んでイボを治す方法があります。
この治し方は通院を避けたい方、外科的な除去に不安がある方にはおすすめの取り方ですが、即効性がないのが難点。
ただ、イボを治すだけでなく、その後のポツポツの角質粒予防にも効果が期待できます。
年をとっても顔だけでなく首や身体全体のお肌をキレイに保ちたい方におすすめ。
首イボの取り方4 「塗って取る方法」
ヨクイニン(ハトムギエキス)や杏仁オイルを塗布する治し方があります。
古来から漢方薬としても有名で、角質粒・首イボなどに効果があると言われています。
こちらはサプリメントよりは即効性は期待できるとされているポツポツ・イボの取り方であるものの、個人差もあり、完全に治すにはある程度期間が必要です。
美容クリームのように首などに塗るだけのデイリーケアなので、即効性より手軽さを求める方にはぴったりです。
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イボの外科的除去方法って!?・・・怖い?
首イボの取り方の中でも、ポツポツを切ったりレーザーで焼いたりする外科的除去が「やっぱりちょっと怖い」と思う方いらっしゃいませんか?
更に「痛みは?」「どんな治し方?」「費用は?」
色々不安で首のポツポツやイボの除去に踏み切れないですよね…。
こちらでは、イボの取り方別に詳しくお話します。
液体窒素治療(保険適応)
-196度の液体窒素を患部に当て凍結させてイボを取る方法です。
この方法はウイルス性のイボでも良く利用され、皮膚の表面を低温火傷で死滅させ、皮膚が生まれ変わるのを待って除去が完了します。
すっかり取れるまで何度か通院して液体窒素を当てます。
メリット | 保険適応で数千円ですむ |
---|---|
デメリット | 治療時に痛みがある、複数回の通院が必要、色素沈着を起こす可能性があり |
この方法は基本的には麻酔は使用しないので首イボの場合、痛みには個人差があり、かなり痛くて治療を途中でやめた方もいます。
麻酔をしないのは保険適用にするためで、多少、除去時に痛みの伴う治し方ではあるものの、我慢する方が多いようです。
炭酸ガスレーザー治療による除去(保険適応外・自由診療が多い)
レーザーでスキンタッグを取る方法は、美容皮膚科または美容外科などで行われています。
レーザーが当たる時間は1箇所につき数秒程度で、複数個所を除去することが可能。
治し方としては、レーザーを患部に当て、イボを蒸発させ除去していきます。
レーザーを照射する前には麻酔するので痛み照射時の痛みはなし。
メリット | 麻酔するので除去時の痛みがない、傷跡・シミが残りにくい |
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デメリット | 保険適応されないので費用が部分的でも5千円以上、場合によっては数万かかる場合も。 |
部分的なら費用も1万円以下ですむ場合もあるので、顔や首でも目立つ場所などのイボを取るのには良いですが、広範囲の首イボなどは費用面で断念する方も…。
ハサミで切り取る・手術で除去(保険適応)
小さな首のイボ(スキンタッグ)は病院でもハサミで除去します。
その際、麻酔は行いません。
首以外のことが多いのですが、ポツポツどころかスキンタッグが1cm大で垂れ下がるなどして一度に除去する方法をとれない場合は、メスで切り取る手術を行います。
メリット | 首などでも簡単に取れるので1~2回の通院ですむ |
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デメリット | 恐怖を感じてしまう、大きいイボになると保険適応されても縫合や皮膚移植が必要で数万円になることも。 |
首イボのハサミ切除や液体窒素は保険が適用されるのに対し、レーザーは保険適用外の病院が多く注意が必要です。
ひとつ言えることは、首イボが大きくなる前に治療したほうが、皮膚へのダメージも治療費も少なくて済みます。
塗るだけ x 飲むだけで、首のイボを予防&取る方法!
首や顔にできたポツポツ、角質粒やスキンタッグ。
ここからは自宅で自分でできる首イボの治し方、予防方法をご紹介していきます。
皮膚科で通院して取っても、今度は違うところにできることも多く、面倒になって放置というパターンになりがちです。
更に、健康上問題なしなので、首のポツポツ気になるけど皮膚科に行くほどでもないと考える方も多いです。
そんな中で、ぜひ試してみたいのが、
飲むイボ対策&塗るイボ対策です。
説明するまでもなく、イボを取る作用がある成分を、飲むか、塗って除去を目指す方法です。
首イボやポツポツを取るのに効果があるとされている成分はいくつかあります。
イボを治す効果が期待できる成分
<ヨクイニン・ハトムギエキス>
ハトムギの種から取ったエキスで、保湿、消炎作用、代謝向上効果があり、イボ除去対策において最も代表的な成分。
現在でも、病院で漢方としても処方されています。
ミネラルを多く含んでいる為、首などのイボ、角質粒の他、ニキビ・肌荒れにも効果があります。
<杏仁オイル・杏エキス>
杏の種の中にある仁から圧縮した植物オイルで、アンズ1本の木からコップ半分ほどしか採れない希少な成分。
オレイン酸が豊富で肌をやわらかくします。
加齢によってできた首イボ、角質粒に効果的で、杏仁オイルを塗ると少しずつ取れる事で知られています。
皮膚の乾燥を防ぎ肌の代謝を高める効果もあり、イボを取ると同時に美肌効果も。
<ドクダミエキス>
植物のどくだみから取れる成分で、古くから民間治療薬としてあらゆる皮膚トラブルの改善に取り入れられてきた成分。
殺菌作用・抗酸化作用が高く万能薬と言われ「ケガをしたらドクダミ」というくらい愛用されてきた薬草です。
<木酢液>
木材を木炭にする時に出る茶褐色の液体で、酢酸とアルコールが含まれ、高い殺菌効果があります。
殺菌力に優れている為ウイルス性のイボに最も効果があります。
<プラセンタエキス>
アミノ酸とミネラルを豊富に含み、肌のターンオーバーをサポートし、
首イボ、角質粒を予防します。
抗酸化作用もあり、保湿効果、美白効果も高い万能な成分です。
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飲む首イボ対策にはハトムギ茶!
角質粒やスキンタッグなどの首イボがたくさんできやすい方は、生まれつきの体質によるものと言われています。
そんな方に提案したいのが、ハトムギ茶を飲む方法です!
イボや角質粒対策に効果のあるヨクイニンを多く含んでいるお茶が、ハトムギ茶。
薬ではないので即効性はありませんが、愛飲するだけで、首イボが小さくなったという声も。
美肌にも良いし気軽に始められます。
ハトムギ茶の味が苦手・・・
という方には、サプリメントも発売されています。
年齢を重ねるごとに増大していくと言われる首イボなので、将来的にポツポツが増えないようにする予防のためにも、ハトムギ茶やヨクイニンのサプリメントがおすすめです。
飲む対策の大きなメリットは、全身のイボに対して効果が期待できること。
首元が気になる薄着の季節に、そしてポツポツができやすい体質でお悩みの方、試してみてはいかがでしょうか。
塗る首イボ対策にはコレ!
一番気軽な方法を選択したいなら、塗る首イボケアがおすすめです。
前項でも触れた、ヨクイニンや杏仁エキスなどが配合されたイボ取り専用のオイルやクリームが発売されています。
一般的に発売されているものは、美容化粧品と同じくくり、
刺激が抑えられていますので、目の周りなど見かけるポツポツ、角質粒にも使えます。
イボ取りクリームを塗ると、角質の蓄積であるポツポツや首イボはどのように取れるのでしょうか?
その秘密は、硬化した角質を柔らかくすることにあります。
杏仁エキスやヨクイニンが首イボに作用し肌表面が柔らかくなり、そのうちちょっと引っ張って取れたり、小さく滑らかになったりします。
個人差はありますが、美肌効果もありますし、使ってみて損は無しです。
価格は2,000円程度から10,000円近くするものまであり、よく比較して選ぶことが重要です。
イボの手っ取り早い取り方としてイボコロリが有名ですが・・・
こちらは顔や首のイボ、角質粒には使用できません。
肌につける薬や化粧品は、どの場所の皮膚かで使い分けます。
指先などはとても浸透しにくく、薬も効きづらいです。
かたや、唇やまぶたなど粘膜に近い部分や、首などの皮膚が薄い部分は、成分が浸透しやすく、濃厚で強い薬を塗ってしまうと危険な場合があります。
間違っても、目の周りのイボにイボコロリ等の指に使うものは使用しないでください。
ポツポツとおさらば、美しいデコルテを手に入れる!
色々なイボの治し方、取り方を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
加齢が原因じぁ仕方ない・・・と諦めがちの首のイボやポツポツ。
でも、首のスキンケアをしっかりすれば、予防できます。
シミしわ対策などは顔中心でケアするので、顔のスキンケアは習慣になっていますが、首などのデコルテ部分のイボのケアはどうしてますか?
首のケアまで意識している方は少ないのではないでしょうか。
ですが、最もイボが目立って困るのが首です。
皮膚が薄いところにできやすいスキンタッグなどは、より目立ちます。
今からでも、首のケアを習慣にして美しいデコルテを保ちましょう。
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